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[ 2008-05 -11 21:47 ]
2008年 05月 11日 ( 1 )
五感を磨いて・・・♪
情緒は、動物的な感情の上に人間としての脳を
上から覆いかぶせられて出来上がります。
つまり五感から入る刺激でベースが作られ
その上にさらなる細やかさを増していくのです。
ところが、現代の多くの人々が使っている感覚は視覚。
嗅覚や味覚、触覚はほとんどゼロに近く、聴覚がほんの少し…というのです。
視覚だけに頼っていては、人らしく生きていくベース作りは難しくなります。
幼児期は刺激が与えられれば必ず配線を張り巡らし
その情報を処理するためのネットワークは細やかさを増して行きます。
視覚だけに頼らず
おしゃべりを楽しみ、よい音楽を聴いて心地よさを堪能し
本を読みふけり、体を動かして爽快感を体験する・・・
幼いうちはゲームの与え方も制限する必要がありそうです。
子ども時代は貪欲に刺激を求め
生きのびるための配線作りを急ピッチで行っていくよう
すでに遺伝子に組み込まれています。
大人になったときに
『情緒の乏しい人』とならないよう心して環境を整えていきたいと思うのでした。