人気ブログランキング |

2008年 01月 11日 ( 1 )

あれから10年が経ったのですね…
日本中を震撼させた『神戸少年A事件』。
自分のことを「透明なボク」と言い
存在感を持てず
自分の中にある異常性にもがき苦しみ
とうとう暗闇の世界に踏み込んでしまったあの事件…。
異例の長さの医療少年院での矯正を経て、3年前に社会復帰しました。
中学生の少年が残虐な行為に明け暮れた日々を送り
2人もの純真無垢な幼い命を奪いました。
彼はどうやって生まれ育ったのか。
子どもに携わる我々は
この事件から何を学べばいいのか…
事件発生時、ちょうど家族機能を研究する機関にいたこともあり
強い使命感に突き動かされました。
…その後、多くの専門家の著書を読み漁りました。
そして数年後、学生とゼミ教育の中で検証したことがあります。

知れば知るほど
子どもにとっての母の存在の大きさが浮き彫りになってきます。
愛して欲しくて恋焦がれ
求めても得られない絶望感の中で
人の気持ちに共感する能力を発達させることが出来ずに育っていった彼。

医療少年院の矯正過程で体験する擬似家族の中で
人の温かさに包まれる経験を積み
非常に難しいとされる「性的サディズム」を克服していったとされています。

心育てには当然のことながら
心を寄せて、心を砕き、心を包んであげないと育たないのです。
あとで補おうとしても何倍もの労力が伴うことになるのです。
そしてもう一つ、育つ段階で絶対に欠かせないもの
それは「存在感」の確認です。
自分が存在していいんだ・・・
ここに居ていいんだ・・・という素朴な感覚。

青年期には特有の“承認欲求”を抱くといわれています。
自分の存在を認め
自分の考えや態度に同意してくれることを期待する欲求です。

徹底的に打ち消された彼は
心の中に怒りを肥大させるしかなかったようです。

明日のファミリーシステム家族学シリーズ『神戸少年A事件』
詳しく検証してみたいと思います・・・。
by educare | 2008-01-11 21:14

吉田恭子の子育てeducareにようこそ♪子育てをもっと楽しく、もっと喜びのあるものに♪を目指しています☆ここでは私の日々の暮らしをご紹介します♪


by educare