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アメリカ輸入の概念

アスペルガー症候群にしても、学習障害にしても、ADHDにしても・・・
これらはここ数年に一気に日本に上陸し
一気に広まっていった概念です。

ただ・・・ちゃんとした診断基準や治療方法が確立されていないだけでなく
どこから障害ととらえるべきか、子どもに関わる人々を悩ませます。

先日から「子どもの精神保健」の各論で発達障害を詳細に取り上げています・・・
聞けば聞くほど身近にいる、自分にも思い当たる・・・etc
でも誤解してはいけません。
この障害に当てはまる子どもたちは、本当に苦しんでいるのです。
子ども時代のかなり早い時期に
「自分はなんでこんなに他の子と違うんだろう・・」
                          と気がついて悩んでいます。
いつも叱られて、わかっているのに止められなくて。

周囲の大人がちゃんと説明してあげないために子どもたちは
「自分はきっとバカなんだ・・・」
と自分を低く見積もり卑下してしまう癖を身に付けてしまうのです。

娘のクラスにもADHDのお子さんがいました。
いつも飛び出していってしまう彼を、娘は大変嫌がっていました。

「人は背が早く伸びる子とゆっくり伸びる子がいるでしょう(娘は背が小さいのを気にしています)。
それと同じで、グッとがまんしたり、集中したりといった力が育つのにはとても時間がかかるものなの・・・だけど、中には早くスイッチが切り替わる子がいるし、ゆっくり切り替わりながらやがて皆に追いつく子もいるのよ。それはその子の中に生まれ持って備わったスピードなの。まだ皆と同じようにスイッチが切り替われない子がいるとしたら、そのことに一番苦しんでいるのはその子かも・・・」


と話したことがありました。
子どもたちは、自分たちも対応に困っているお友達への関わりについて
先生がどのように振る舞い関わっているのか…敏感に感じ取っています。
集団力動は恐ろしく大きく、そして速く伝播し、威力を発揮します。
先生へのサポートを早急に整備していく必要を感じないではいられません・・・
by educare | 2007-11-28 20:51

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