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悩む…ゲームの与え方

尊敬する岡田尊司氏(京都医療少年院精神科医)の書かれた「脳内汚染」。仕事の関係で久しぶりに手にとってみました。そこで書かれているゲームの怖さ…。わが国のテレビゲーム利用者は2723万人。利用者の年齢層の1つのピークが小学生にあるそうな。アメリカの調査では10代向けゲーム396タイトル中1時間のプレイ中最大1291回人が殺され(平均61回)、暴力シーンを見ても4割の子がなんとも思わないと答え、2割の子がワクワクすると答えているといいます。さらに、覚醒剤やギャンブルをしている時に感じる高揚感のもとドーパミンが、ゲーム中にも大量に放出され、麻薬同様やめられなくなるという怖さ…。幼い彼らをゲームやネットの依存状態にどっぷりと漬からせることのなんと容易いこと…。ゲームに触れる時間が長いと前頭連合野の回路が爆発的に増えるこの時期、その育ちに危ういものが出てくるというのです。前頭連合野の機能低下としては「感情のコンロトールが苦手」「対人関係が苦手」「人付き合いが表面的」「友人といるよりも一人の方が楽」「自分勝手」「我慢が出来ない」「順番が待てない」「黙っていられずすぐにおしゃべりをはじめる」「無気力、無関心、無感情」「本当は何をしたいのかわからない」「すぐに人のせいにする」「自分の楽しい事しかしない」…
はぁ~ゲームが大好きな息子の脳をいかに守ってやればよいのやら…。知り合いの精神科医は「与えることが問題じゃないよ、やめられずにハマッていくところに病いがあるんだと思うよ…」と言いますが・・・。土日の各1時間が我が家のルールですが、放っておいたらどうなっちゃうのかなぁ~唯一救われるのは、今のところ友達と泥の山から泥水を流したり、レゴブロックで要塞を作り戦う遊びも「面白い!」と感じているということ…ゲーム機は買ってあげたとしても、他にもっと面白い遊びがあることをいかに教えていくか、禁止だけではダメなのではと同じ考えの親同士日々悩んでいます。
by educare | 2007-01-08 16:10

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