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子どもの無縁社会

おススメの本を紹介です。
すでに何人かの方にはお伝え済みですが
「子どもの無縁社会」中央公論社新書 石川結貴著
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ネット社会の現実を突きつけられる本です。
SNSの使い方を間違え、人と深くつながった気でいると…
依存性の怖さを知らないで手に取っていくと…

私のところにも、この手の相談が増えてきたところをみると
やはりインターネットの取り扱い(オンラインゲームやSNS)には
注意が必要だなと思うのです。

情報はあくまで取り扱う側にい続けること。
間違っても振り回されないことが必要です。
(知らず知らずに蝕まれますから、
 第三者の、客観的な意見が届くようにしておく方が絶対にいいです)

1章~3章は衝撃的な数字が並びます。
この日本で、住民票を残したまま所在が分からなくなる児童が1183人。
児童相談所が対応した置き去りの子ども148人、遺棄75人(2011年7月)という事実。

そして、是非お読みいただきたいのが4章~5章です。

メール交換を盛んにするママ友。
返事をしそびれると「返事来ないんだけど」と言われるようになり
どんどん密になっていく…そこであるママが
『地雷を踏んでしまった瞬間』
と呼ぶ、ちょっとした言葉の行き違い…
そのささいなすれ違いがこのあと大変な事態になったり

子ども同士は群れて育てたいと思い、おせっかいおばさんに徹しようと
自宅を開放して遊ばせたところ、続けざまに苦情がきて
気がつくと親子ともども仲間外れに…。

オンラインゲームがリアルな世界よりわくわくするという女性は
ゲーム仲間と会って3回目に結婚。次いで妊娠、出産。
わが子を放ったらかしでゲームが手放せなくなる…
「わが子には代わって子育てしてくれる人が他にもいるが
ゲームの世界では仲間に迷惑をかけちゃう…私しかいない」
という異様さ。

幼少期の幼い時期は、心の基盤づくりの初期にあたるので
親との心地よいやりとりが欠かせません。

子育てに関わる多くの人たちに手にとっていただきたい本です。



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『子どもたちは見て、習い、取り込むのです』
を掲載しました(↓↓こちら)
『吉田恭子の子育てひろば☆』http://ameblo.jp/kosodate-educare/
by educare | 2012-01-28 06:39

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