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贈り物に込められたもの

今日は母の日です♪
日本中で“お母さん”が特別扱いしてもらえる素敵な日023.gif

ここでちょっと素敵な贈り物のお話をします。


介護保険が導入された頃
少しの間ケアマネージャーとして
在宅で終末期を迎える人への支援を
していたことがあります。

その時に
私に深い影響を与えてくれた方との出会いがありました。

草野心平(詩人)に師事していた詩人の男性です。
(晩年の菊池寛のもとにも出入りされていたそうです)

奥さまが脊髄炎にかかり寝たきりになった介護を
80歳を過ぎたご主人が一人でやっていました。

ある日のこと。
ご自宅に伺うとご主人の姿がありません。
「どうも調子が悪くて二階で寝ているみたいなの
        見に行ってくださる?」と奥さま。

二階に行くとご主人は布団を敷いて寝ていらっしゃいました。

「どうも食事ののどの通りが悪くてね…」

…ん?これはもしや!

不安になった私は緊急で内視鏡の検査を依頼しました。

結果はやはり食道がん
しかもかなりの悪性で手の施しようがないほどに
進行していました。

急きょアメリカに嫁いだ娘さんが帰国。
お二人の介護の生活が始まりました。

思いのほか
ご主人の病状の進行が早く
度々こん睡状態になることが続いたある日
病院に緊急搬送されました。

知らせを聞いた私も病院にかけつけました。

ご主人の手をとると
「あぁ…吉田さんが来て下さったということは
   そろそろなんですね…。
   あぁいい人生だった…あぁいい人生だった…」

と言い聞かせるようにつぶやくのです。

そして「お願いがあります…」  

と、途切れ途切れに切り出されました。

「長男の嫁のことなんです。
 とてもいい嫁で、息子にはもったいないほどなんです。
 なのに私は不器用で感謝をうまく伝えられずに来てしまった。
 どうか吉田さんから、嫁に伝えてもらえませんか…」

きっと今に至るまでにいろんなことがあったのでしょう。

お嫁さんとの不仲が
ずっと心残りだったということを察した私は
そのことをお嫁さんに伝えました。

泣き崩れたお嫁さんは
仕事を休み
その日から泊まり込んで付き添いました。

3日後のことです。
ご主人はご家族に見守られ
静かに息を引き取られました…。

その後、奥さまがおっしゃった言葉に
いかに素敵なご夫婦だったかを教えてもらいました。

「主人はね
…土足で人の心の中に入ってくるような人ではなかった。
 貧しかったので
 高価な指輪を贈ってもらうことはなかったけれど
 いつも心を豊かにしてくれた …そういう人でした」

お二人の大切な宝物を出して来て
「どうか受け取ってほしい」とおっしゃいました。
それがこちらです。
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死期が近づいているある日
ご主人が是非受け取ってほしいと
私にくださったご自分の本と
そして元気なころ
陶芸が趣味だった奥様が
ご主人の詩を書いて焼いた花瓶

多分
お二人にとってかけがえのない宝物…大切に大切にしています♪

今もそうですが
気がつくと
私のまわりには
いつも私を育ててくださる
たくさんの素敵な方がいるなぁと
感謝の思いでいっぱいになるのでした。

『スペシャルな母の日☆』を掲載しました♪(↓↓こちらです☆)
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『吉田恭子の子育てひろば☆』http://ameblo.jp/kosodate-educare/
では、子育てに役立つ情報を随時掲載しています♪
ママもパパも専門家の方もどうぞ☆お待ちしております058.gif
by educare | 2010-05-09 06:33

吉田恭子の子育てeducareにようこそ♪子育てをもっと楽しく、もっと喜びのあるものに♪を目指しています☆ここでは私の日々の暮らしをご紹介します♪


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