カテゴリ:世の中のこと( 3 )

私が大変尊敬している精神科医の先生がいます。
恐れ多く、友人と申し上げていいのか迷いますが、私の活動をいつも応援してくださっていて
いざというときには、必ず助けてくれる先生です。実は娘も先生の大ファンで
親子ともども、大切なメル友でもあります♡

九州で、地域医療に身をささげ、ご自分で決められた年齢(定年とおっしゃっていました)に達すると
潔く後進に道をを譲り、これまでの多忙を極める生活から一転。
のんびり過ごそうと思っていた矢先に、東北大地震が起きました。

「何かせねば」「とにかく行かねば」の一心で被災地に向かわれ
支援の手がなかなか届かない、精神科の患者さんたちを救うべく
現場のプロの支援にも力を注がれました。

現在の石巻、福島の様子をご覧になられたそうで、近況を送ってくださいました。
時間が経つと、人の記憶も関心も薄れがちになりますが
今一度、しっかり見つめたいと思いました。抜粋になりますが、皆さんにもシェアさせていただきますね。



吉田恭子様へ


お久しぶりです。
貴女の活躍ぶりはネットでいつも見ています。
唯々感心するばかりです。”水を得た魚のように”、ですね。

私は、取りあえず身体の方は元気です。頭の方がどんどん老化して来ているようで、
物忘れが自分でもびっくりするほどにひどくなっています。やはり”早期引退”は正解だったか、
と呟く最近です。

下記のように、先月また東北に行って来ました。この時の見聞録?を大学のMLに流しました。
少しでも現状を知って貰うように、こんなことをすることも、ささやかな私の務めと思うからです。

”転送”では失礼ですが、なにせパソコンが下手な私にとっては、作ることが大変なので、そのままに
転送します。

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気仙沼は三陸海岸有数の漁港で,石巻市の16万に次ぐ人口7万余の漁港と水産加工の町でした。あの巨大津波は1500人もの死者・行方不明者を出しました。港や市街地の大半が津波に呑まれ、加工場の油タンクが壊れて、その流れ出た油に火が付き、津波の中で火の海となった光景は、テレビのニュースで私達の目に焼き付いています。この巨大津波は100トン以上の大型漁船14隻を陸地に打ち上げました。

復興は瓦礫の撤去からで、地盤沈下で更に低くなった平地のかさ上げをしての、新しい復興住宅作りが始まろうとしているところです。その作業が進む中で、この共徳丸だけが巨大津波のメモリアルの如くにその大きな姿を見せていました。先日メディアでも報道されましたが、津波メモリアルとして残すか否かの住民アンケートの結果は、解体撤去が過半数で、私が訪問した数日前から解体作業が始まったところでした。 「まだ復興は始まったばかり、道のりは長く険しい」と実感しました。

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南三陸。まだ復興が遠い破壊された港と、これも有名になった建物の残骸です。この漁業の町は人口1,7万。気仙沼と同様に入り組んだ湾の奥にあり、津波で壊滅的被害を受け、死者・行方不明者は1100名にのぼりました。町職員の24歳の遠藤未希さんは、この防災対策庁舎の2階で、津波が押し寄せるまでマイクを握って町民に避難を呼びかけていたそうです。屋上に逃れて助かった10人の生存者の中に彼女の姿はなく、一か月後に遺体で見つかっています。今では錆びた鉄骨だけになって残ったこの元庁舎には、今でも花が絶えません。
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相馬市は明治時代の「相馬事件」で精神科医療史では有名です。その影響が残っているかは不明ですが、この震災まで、精神科無医地でした。、隣接の南相馬の精神科医療期間が閉鎖縮小される中で、震災後のメンタルヘルスや精神障がい者の生活支援を行う為に立ち上げられたNPO「なごみ」で、精神科診療所まで開いています。そこの副院長のCP・PSWの須藤さんにオリエンテーションを受けました。隣の南相馬市には2つの精神科病院と2つの診療所があったのが、原発事故による避難指示やその後の放射能汚染の影響で、病院は一つは閉鎖、残りも縮小して維持。診療所もやっとで維持されているとか。

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精神障害者支援事業を行っているNPO法人「ほっと悠」と、そこで京都から来ている凄いボランティアの方とお会いし、沢山の話を聞いて、あちこち案内して貰いました

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原発に近づけるだけ走って見ようと、国道6号線を南相馬から南下しました。間もなく、物々しい制止線が張られて、時間内一時帰宅の方の車両と工事車両で、特別許可証のあるものしか通れませんでした。警備の方に訊くと、ここはもう浪江町で、あの福島第一原発までは、あと5~6㌔ということでした。

何よりも、まずは知ることだということを痛感しました。「東電福島第一原発事故は、収束は勿論していませんし、コントロールもされてはいない」ことを、今更ながら痛感しました。長々お読み戴きありがとうございました。



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by educare | 2013-10-03 17:36 | 世の中のこと
「医療は病院の中だけにあるものではない
                暮らしの中にこそあるのだ」

地域医療を目指し活動している医師と
都会に暮らす医師との往復書簡をとりあげた
ドキュメンタリー番組の中で医師が語っていた言葉です。
医療は誰のためにあるのか。
病院や医師のためではありません。
患者の暮らしの中になければならない…
         という当たり前のことを問いかけられた言葉だと思いました。

医療保険が適応できる発症から150日までという制限の中で
回復期リハビリを希望し、受診した市川市のリハビリ病院・・・。

診察する医師はものの5分も母を診ず
一方的に指示を出し、私たちにほとんど問いかけることもせず
「自らの発動がないのでうちでは引き受けできません」と。

その発動性を出すためにリハビリを行うことはできませんか?
と聞くと、見通しが立たないからだめだと断られました。

病院の外来はガラガラ・・・
なのに受付に4人もの女性がただじっと座っているのです。
これが私たちの税金で建てられ運営され続けている市が運営するリハビリ病院です。

病院のソーシャルワーカーは
「ここで断られても、別の病院で引き受けてくれるケースがありますから」
と言いますが、それって変じゃありませんか?

千葉県はリハビリ病床が国内最下位
最高位である高知県との病床数の差は5倍以上。
(人口は千葉県616万人に対し高知県79万人なのに・・・です)
なぜこのような差が出来るのか・・・
取材したジャーナリストは
「熱意のある医師がいるかいないかの差」
                      と指摘していました。

リハビリは医療の中でも医師だけでなく
作業療法士や理学療法士、看護師や保健師といった様々な
領域の専門家とチームを組まなければ成り立ちません。
そっくり返って指示だけ出し続け
コミュニケーション能力が乏しい医者では
到底作り出せないネットワークです。

せっかくの高額な税金を費やし立てた病院
ランニングコストだけでも大変なものです。
質を問うことの出来る専門家をいかに配置するか・・・
                     責任はどこにあるのでしょう。
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by educare | 2009-03-24 17:14 | 世の中のこと

医療の現実…

利用する当事者となってわかることがたくさんあります。

母が明後日転院することになりました。
というより友人の医師が
仲介者となって転院先を探してくれたおかげで実現しました。

救急医療の問題は周知の通りです。
救急車を呼んでも搬送先の病院から断られるという現実。
母の場合は、引き受けてくれた病院があったおかげで
命拾いをしましたが…
でもせっかく助けていただいた命なのに、その後がどうも?なのです。
救急患者を断らない主義の病院なので
次から次へと新患が運ばれ手術を終えると病棟へ。
ところが慢性的なスタッフ不足で
自分でナースコールを呼べない患者さんは
一日中寝たっきり・・・。
主治医と言えども週に3日来ている掛け持ちのドクター。
だったら不在の4日間の情報をナースと連絡を密にして情報交換するのかと
思いきや、これもなし。これでは患者の全体像を見誤ってしまう危険性があります。
事実、母が10日前にじゃんけんが出来るようになったことを主治医が知ったのは昨日のこと。
経管栄養しか入っていないのに
個別管理が必要と称し差額ベッド代一日10500円の個室に入れられ
日中私が行くまで真っ暗な部屋で寝ているだけの日もありました。
こりゃいかん!と思いバタバタと動いたというわけです。

そうこうするうちに、実はあと2週間遅かったら
リハビリの法的な縛りの中で
リハビリ病院への転院ができなくなっていた・・・というショックな事実が発覚!
そのことを誰も教えてくれず
たまたま情報を得ることができたなんてまったく驚く話です。

看護師さんお一人お一人はとてもいい方です。
恐らく体制の問題なのでしょう。

救急患者を断らない病院・・・でもそれには代償がつきもののようです。
ダイナミックな緊急手術は数をこなすが
その後の患者の回復を丁寧に見届けていくことは不得手。
そのことを賢く知り、自力で動かねばならないことが多いこと。
そんな現実を身をもって学んだのでした・・・。
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by educare | 2009-02-24 23:01 | 世の中のこと

吉田恭子の子育てeducareにようこそ♪子育てをもっと楽しく、もっと喜びのあるものに♪を目指しています☆ここでは私の日々の暮らしをご紹介します♪


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