2013年 07月 23日 ( 1 )

今日は大忙しの一日でした。
午前中に一仕事終え、お昼は卒業生と待ち合せてランチ。
午後は1年生に向けての特別授業(性教育)でした。

とても悲しく、どうしても許せないことがあり
書き留めておくことにします。

私のところには、たくさんの卒業生からメッセージが届きます。
職場での人間関係の悩みだったり、仕事上のSOSだったり
「先生、こういう時どうすればいい?」という
プロならではのお悩みがほとんどです。

そして、今まで、どんなに仕事がつらいと弱音を吐いても
「がんばれ!」と励まし続けてきました。
が、しかし…今回初めてです。

「辞めていい」
「人生をかけるような職場じゃない」と言いました。

とても優秀で、社会人としてのマナーをちゃんと身につけ
バランスのとれた、どこに出しても恥ずかしくない自慢の卒業生。

保育士志望者が大多数を占める中で
幼稚園の先生になることを夢見てがんばっていました。
在学中も、当然、「いいプロになるだろうな」と
講師陣一同、誰もが思うような学生だったのです。

そんな彼女が、念願叶い、幼稚園に就職。
(嬉しそうに目を輝かせて報告してくれた日のことをよく覚えています)

ところが…
園長先生が退かれ
今年から引き継がれた新しい園長先生は
彼女を育ててくださるどころか
傷つけ、人格を否定し、1時間にもわたる叱責を
何度も何度も、来る日も来る日も繰り返す。

不覚にも私は、それでも「がんばれ」と励まし続けてきました。
ところが、どうしても聞くに堪えず、初めて「辞めていい」といいました。

園の名前を確認し、HPをチェック。
学校側とも話しましたが、HP作成にあたっては
プロの業者が入っているので、質の良し悪しは見抜けません…。

幼稚園・保育園問わず、私が知り合う園長先生の多くは
皆さん、本当に努力していらっしゃる。
この業界の将来を案じて、懸命にがんばっている。

ところが、こういう園が一つ存在することで
業界の質が失墜し、貴重な人材が失われていくのです。
事実、彼女は「もう幼稚園はいいです、凝りました…」と目を伏せます。

ママたちからはよく、私の目から見た「いい園の選び方」について
教えてほしいというご依頼がたくさん届きます。
話を聞くと、うすうす感じるものがあるのだと言います。

今回のことを例に
気になるチェック点をあげておきますので
参考にしてみてください。

・先生方が次々辞めていく
・辞める理由があいまい、説明不足
・理由がわからず、本人からの挨拶やお別れがないままに辞めていく
 →「最近の若い子は本当に困るのよね」など、園側が事実とは違う辞める理由付けをしている場合がありますので要注意。
・子どもの多い地域で、園児募集に困らない、放っておいても欠員になることがない地域であること(何もしなくても園児は集まってくるので、競争する必要がなく、改善努力は乏しい)
・地元の親同士の口コミでも、あまりいい噂を聞かない
・先生がいつも疲れている、過剰労働
・先生がいつも緊張し、ビクビク・オドオドている
・園長先生が世の中の現代子育て事情に疎い
・キリスト教や仏教であろうと関係ない(彼女の園は立派な仏教系の幼稚園です)

子どもと触れ合う先生を大切にしてくれない園は
いい保育が展開されているとは思えません。

特に若い先生を、大切に育てていこうという姿勢がない園は
子どもたちを大切に育てていこうという姿勢がないのと同じです。

また、見せ方、パフォーマンスにばかり偏る園は要注意です。
ちゃんと内容も伴うよう、一生懸命に努力しているのかどうかです。

多くの良識あるお母さん方が
「あれ?」と感じられるとしたら
やっぱり「あれ?」なのです。

その感覚を大事にしてください。
幼児期は子どもの心の土台づくりの大事な時期です。

そばにいて影響を与えるのは
若い先生方だということを
心に留めておいていただけるといいなと思います。

そして、園長先生方にお願いです。
手塩にかけて育てた彼らを、縁あって引き受けてくださったのなら
どうか、大切に大切に育ててください。
たった一週間で「成長の兆しがない」「向いていない」などと言わないでやってください。

むしろ、この仕事の魅力や醍醐味を、思う存分に伝えてやってください。

どうか、お願いします…。
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by educare | 2013-07-23 19:50

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