2011年 04月 04日
放射線・被爆の知識
シーベルトの豆知識はこちら→http://educare.exblog.jp/15085496/
ベクレルって何?はこちら→http://educare.exblog.jp/15088947/
ベクレルとは
放射性物質がどの程度放射線を出すかを示す単位のこと。
食べる物によって、人体への影響に差が出ますので
摂取制限に対しての指標があるようです。
100ベクレル/kg … 赤ちゃん用ミルク&母乳
300ベクレル/kg … 飲料水&牛乳&乳製品
500ベクレル/kg … 野菜・穀類・卵・魚など
2000ベクレル/kg… ほうれん草などの葉物野菜
では、これらを摂取した場合
どの程度影響を与えるのでしょうか。
ベクレルではなくシーベルトに換算して被ばく量を考えるようです。
例えば…
300ベクレルの放射性ヨウ素(131)を含む食べ物を1kg/日 …→0.0066ミリシーベルトの被爆
500ベクレルの放射性セシウム(137)を含む食べ物を1kg/日 …→0.0065ミリシーベルトの被爆
(毎日1年間欠かさず1kgの量を食べ続けたら…という仮定での数字のようです)
人体への影響が心配される暫定的な規制値の基準は
1年間にヨウ素は50ミリシーベルト/セシウムは5ミリシーベルト
毎日、ヨウ素が300ベクレル含まれる水を1リットル飲み続けると
単純計算ですが、2.409ミリシーベルトの被爆ということになります。
100万ミリシーベルトの被爆で
嘔吐や下痢の人体への悪影響が出るとありました。
自然に暮らしているだけで
宇宙からの放射能は年間0.39~2.5シーベルト
高度が高く、長時間乗る国際線の飛行機では、地上より約100倍の量被爆しているとのこと。
(飛行中の放射線被爆を心配して海外に行くことを控えている…という話は聞いたことがありませんが
海外旅行がお好きで、世界各国に行かれている方は結構な被爆量になるということですね)
安全な水や食べ物を食べていても年間0.29シーベルトの被爆
つまり
私たちが今、気にしなくてはいけないのは
『原発の安全処理が滞りなくすすんでいるのか』
『新たな爆発が起きていないか』
『飛散している放射能の数値がどの程度なのか』
…ということのようです。
出回っている野菜やお肉、牛乳を控えることではなく
むしろ偏らず、バランスよく栄養素を摂取して
丈夫な健康的な体を維持することです。
それまで不健康な食生活を続けてきた人が
この場に及んで
風評被害を引き起こすような振る舞いはちょっと考えものです。
野菜を控えて、加工食品ばかり食べている姿を見ると
甲状腺がんになる危険性より
成人病になる危険性の方がはるかに高いんじゃないかな…
私なんか、タバコを吸う人や受動喫煙の方がもっと怖いなぁ…
と勝手ながら心配になります。
せっかくの機会です。
化学が嫌いだった方も
「子どもでもわかる安全・保安委員の話」と称して
わかりやすい情報が手に入る時代です。
いたずらに怯えず
心配する点を絞っていきたいなぁと思います。
ベクレルって何?はこちら→http://educare.exblog.jp/15088947/
ベクレルとは
放射性物質がどの程度放射線を出すかを示す単位のこと。
食べる物によって、人体への影響に差が出ますので
摂取制限に対しての指標があるようです。
100ベクレル/kg … 赤ちゃん用ミルク&母乳
300ベクレル/kg … 飲料水&牛乳&乳製品
500ベクレル/kg … 野菜・穀類・卵・魚など
2000ベクレル/kg… ほうれん草などの葉物野菜
では、これらを摂取した場合
どの程度影響を与えるのでしょうか。
ベクレルではなくシーベルトに換算して被ばく量を考えるようです。
例えば…
300ベクレルの放射性ヨウ素(131)を含む食べ物を1kg/日 …→0.0066ミリシーベルトの被爆
500ベクレルの放射性セシウム(137)を含む食べ物を1kg/日 …→0.0065ミリシーベルトの被爆
(毎日1年間欠かさず1kgの量を食べ続けたら…という仮定での数字のようです)
人体への影響が心配される暫定的な規制値の基準は
1年間にヨウ素は50ミリシーベルト/セシウムは5ミリシーベルト
毎日、ヨウ素が300ベクレル含まれる水を1リットル飲み続けると
単純計算ですが、2.409ミリシーベルトの被爆ということになります。
100万ミリシーベルトの被爆で
嘔吐や下痢の人体への悪影響が出るとありました。
自然に暮らしているだけで
宇宙からの放射能は年間0.39~2.5シーベルト
高度が高く、長時間乗る国際線の飛行機では、地上より約100倍の量被爆しているとのこと。
(飛行中の放射線被爆を心配して海外に行くことを控えている…という話は聞いたことがありませんが
海外旅行がお好きで、世界各国に行かれている方は結構な被爆量になるということですね)
安全な水や食べ物を食べていても年間0.29シーベルトの被爆
つまり
私たちが今、気にしなくてはいけないのは
『原発の安全処理が滞りなくすすんでいるのか』
『新たな爆発が起きていないか』
『飛散している放射能の数値がどの程度なのか』
…ということのようです。
出回っている野菜やお肉、牛乳を控えることではなく
むしろ偏らず、バランスよく栄養素を摂取して
丈夫な健康的な体を維持することです。
それまで不健康な食生活を続けてきた人が
この場に及んで
風評被害を引き起こすような振る舞いはちょっと考えものです。
野菜を控えて、加工食品ばかり食べている姿を見ると
甲状腺がんになる危険性より
成人病になる危険性の方がはるかに高いんじゃないかな…
私なんか、タバコを吸う人や受動喫煙の方がもっと怖いなぁ…
と勝手ながら心配になります。
せっかくの機会です。
化学が嫌いだった方も
「子どもでもわかる安全・保安委員の話」と称して
わかりやすい情報が手に入る時代です。
いたずらに怯えず
心配する点を絞っていきたいなぁと思います。
by educare
| 2011-04-04 07:12